世界で慈善活動を進めるにあたり、「社会で満たされていないニーズとは何か?」「会社として医薬品の提供以外に、介護者の方々や患者さんのために何ができるか?」という2点を念頭に置いて活動しています。
NGO(非政府組織)の「Direct Relief」(米国)や「Project HOPE」(米国)と協力して、シャイアーは世界において、医薬品の寄付や啓発活動、人生を大きく変える疾患について理解を深める活動をしてきました。現地のニーズを確かめるために医療関係や人道支援、患者活動を支援するコミュニティと協力し、時には事業拠点��ない地域にも医薬品を届けてきました。また、ゴーシェ病、ファブリー病、ハンター症候群と診断された方々には、慈善活動として酵素補充療法を提供してきました。
シャイアーは、大規模災害への対応にも尽力しています。最近では、ネパールで発生した大地震の後、NGOの「AmeriCares」(米国)と「Direct Relief」による人道的支援活動に対してそれぞれ20,000米ドルの寄付金を贈りました。シャイアーの社員も「Direct Relief」に10,000米ドルを寄付し、シャイアーがマッチングギフトとして同額の寄付を上乗せしました。2014年には、50,000米ドルに加え、社員によって上乗せされた寄付金をエボラ熱患者の治療を支援する「Direct Relief」と「AmeriCares」に送りました。2013年には、フィリピンを直撃した台風30号による被害に対し、NGOのパートナーを通して45,000米ドル相当の支援を行いました。また、毎年、「AmeriCares」の物資空輸を支援しており、グアテマラやニカラグアなどニーズの高い国々に社員を派遣したり、資金や物資を供給したりしています。さらに、シャイアーは、非営利団体や企業による国際的な連合組織「良質な医療品寄付のためのパートナーシップ」(PQMD)(米国)の役員として、積極的な役割を果たしています。PQMDは、十分な社会サービスが受けられないコミュニティや災害に見舞われた地域に提供される医療関係の物資やサービスについて、高い基準を満たすように奨励しています。シャイアーは、2013年からこのユニークな連合組織の役員を務めています。日本でも多くの患者会の活動に対し、金銭的な支援をしています。
シャイアーのパートナー